示差熱天秤（TGD）

独自のシングルTGとセパレートDTA測定。
TGD9000シリーズは、超高温域までの広範囲な測定が可能。また、赤外線ゴールドイメージ加熱炉を搭載したモデルは急速加熱、冷却が可能で高精度な温度制御を実現しています。

用　途

プラスチックの熱分解、耐熱評価および品質管理。 セラミックのバインダーや超伝導材料の研究開発。 鉄鋼材料の耐熱評価、酸化、還元反応。 石炭の灰分分析、ゴム中のカーボンの定量。

特　長

シングルTGは試料のみが天秤に装着されているため高感度の測定が可能。 DTAはTGと別置きのセパレートタイプのためTGの測定にはまったく影響がありません。 赤外線ゴールドイメージ炉は金メッキと放物面反射による広い均熱ゾーンと1500℃常用という他社に類を見ない高いコストパフォーマンスを実現。 TG測定のみであれば標準で最大2ccの試料容器の装着が可能。 独自の真空設計技術により高真空、高純度ガス測定を標準で実現。
型　式 TGD-9400 TGD-9500 TGD-9600 TGD-9700 TGD-9800
温度範囲 RT～1000℃ RT～1500℃ RT～1500℃ RT～1700℃ RT～1650℃
加熱炉 中温抵抗炉 高温抵抗炉 赤外線ゴールド
イメージ炉		 超高温赤外線
ゴールドイメージ炉		 超高温抵抗炉
測定レンジ TG: 0.1～±500mg(レンジ設定不要) 　TDA:±5～±1000μV(レンジ設定不要)
試料量 ミクロ型: 0.1cc　マクロ型: 0.5cc
雰囲気 大気中、不活性ガス中、空気中